9月6日(水)
まぁ、簡単に言えばヘリの免許取得のためです。
日本で同じ行程を行うと、倍以上の費用がかさみます。 また、期間もそれなりにかかってしまいますし、 何かと制限やら規定がうるさい日本で取得するより アメリカに行ってしまった方が簡単に取れますからね。
とは言っても、試験は学科試験、口頭試験、実技試験の 3段階に分かれており、当然のごとく英語なので、 そう簡単にはいきませんね(笑)
今回はビザ無しで滞在有効な最大90日間と言う 期間で渡米する事になりました。
最短で45日という設定もありますが、 実際にこの期間でやると時間的に絶対無理です。 やったとしても超ハードスケジュールになる上、 身に入らないのが目に見えてます。
アメリカでは通常6〜12ヶ月で行う内容を、 日本の殆どのスクールでは3ヶ月くらいで行うそうです。
大まかに試験の説明をすると、学科試験はパソコンを使って オンラインにより試験が行われます。 ASAという会社の問題集がほぼ99%そのまま出題されます。
内容は工学や気象、法律、航法、航空医学など、 12章に分類された物の中から60問出題され、 3択方式で70%が合格ラインになります。
口頭試験と実技試験は最終試験となり、同じ日に行われ、 必要な飛行時間など、要求された訓練内容をクリアできた状態で 初めて受験できます。
まずは口頭試験が行われますが、学科試験に出てきた内容や 実技試験で使う知識などが聞かれます。
○○とは何か? これは何だ? □□について説明せよ みたいな感じで、私の場合は大体40問くらいで 約1時間半かかりました。
これをクリアできないと実技試験に進むことが出来ません。
実技試験は自動車免許と同じ感覚で、決められた項目を 次々にクリアして行く事になります。
受験資格が総飛行時間40時間以上となっておりますが、 たかだか4,50時間乗っただけで上手く操縦できる人は 多くありませんので、安全に飛行できるかどうかが重要項目で、 多少の失敗は妥協してくれます。
実技試験よりも口頭試験が重視されていた気がします。
やはり、試験と訓練とは緊張感が違いますので、 感覚が狂ってなかなか上手くできませんでした。
まぁ、私の場合は運悪くヘリの故障や試験官の都合が なかなか合わず、帰国前日に合格できたって感じでした。
合格できたとは言え、まだまだ経験不足ですが、 ちゃんとした国家試験に合格した以上、 正式なパイロットして認められた訳ですので、 胸張ってヘリパイロットと主張できますね(笑)
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